イメージアップ戦略で無知な層を洗脳しよう!

ちょっと前に、「日清食品、無人島でのサバイバル研修を再開」という記事を目にした。再開はともかくとして、中間管理職向けにこういった研修は正直、昔からあるような会社は基本的に気合と根性の体育会系の上層部本当にありがとうございましたと思っていたので、そういうのを無くす為に、時代の流れを感じようと改善しようとしているんだなと関心し、すごいなと思ったが・・・・実は違うんじゃないかと「日清食品の若手管理職にサバイバル法を教えるよ」の記事を読み、感じた。広報の戦略として、サバイバルのことを知らない私にとって、こういった宣伝は非常に好感を抱けた。これを使ったブランド戦略だと、この「日清食品の若手管理職にサバイバル法を教えるよ」を読みピーンと来たのだ。



悪事千里を走るということわざがあるように、企業の不祥事はネット上で記憶されて、社名を検索して出てこようものなら、悪質系だと思われる。関連キーワードでそれらしいことを入れて出てきたら、やっぱり危ない会社だったと思われてしまうわけだ。



そこでネットの火消しや今までのブランドイメージに対する効果的な方法は、大体的にプレスリリースを行い、大手サイトから記事として取り上げられることによって検索結果の影響や関連キーワードの変化を行い、サイトとして、長く運営されて、なおかつ大量の情報を扱うサイト「yahoo!」のニュースとして取り上げられれば、検索結果に結構影響が出ます。もちろん、プレスリリースで使われるキーワードにもよるけれど・・・さりげなく混ぜて、見せないようにする。

これも広報としてブランドイメージの戦略である。非常にイケていると思う。見つける人はwikiなどに乗せるかもしれないが、消される可能性もあるだろう。だが、会社のことをわざわざwikiる人はそんなにいないと思う。サービスをこれから利用しようとする人はわざわざ調べる人は稀有だと思う。わざわざ悪評をググる人も少ないだろう。そこで、このような方法を行い、ネット上でやったことを記憶させることで、検索結果や関連キーワードをポジティブイメージで埋め尽くさせる。



広報として、ブランドイメージを上げることは非常にありだと思うが、ネット上で気をつけないといけないのが「実態を知っている人が暴露すること」なのだ。いくら実際に行って改善してますと前もって宣言して実施していても、内部が変わってなかったら内部から匿名なり、遠まわしなりでネット上に晒される。



離職、退職、クビにされた後であったりするので、内部の管理が問われるのだ。下手にコンプライアンスやコーポレートガバメントとかやっていて、私たちは健全な企業を目指していると外部に宣言しても、バラす人がいれば、おじゃんであるということだ。



余計なコストをかけてしまった企業は、バラした人に対して悪意ある行動だと非難し、感情的になるだろう。だが、根本的な解決がなされていない面がある。経営スタイルの抜本的解決、社員の教育の仕方から、中間管理職の育成、管理職の再教育、トップのあくなく自己啓発などなど・・・。でかい会社でない場合や組織拡大路線でない場合は、あまり気にしなくていいかもしれない。短期、中期で企業を維持したいのなら話は変わると思う。



さて、話はそれてしまったが、本題に戻る。こういった暴露では無いにしろ、実態を暴かれて、風評を更に大きくされる心配がある。ああ、どうしようナニもするなってことか?いいえ、ご心配には及びません。このたび、しっかりこういったサポートを大手の広告代理店がチームを組んでしっかり対策および鎮火をしてくれます。



詳しいサービス内容はこちら「インターネット上の風評被害対応コンサルティングで4社連携
「ネット風評被害バスタ−ズ」として、8月21日よりサービス開始
」です。そう、今日からスタートしています。逆SEO的な行為ももちろん行われる可能性もありますが・・・どうなのでしょう?ネットの反応では「【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)」では、「まず、溢れ返った電通の悪評なんとかせえよw」と書かれていたりしてる始末である。わかる人にはわかってしまうのがネットの怖さです。また、「アルファルファモザイク」でも「電通が風評ばら撒けば大儲けできるぜ!」といった素敵なコメントが残されています。そう、問題点がつかれています。



以前、「検索結果の風評を消した事例」と悪評、風評、ネガティブなクチコミへ対してできることは・・・」でどうやったのか、書きましたが、最終的にやりようによっては、いくらでも風評を作れるわけで誰がアップしたのか特定できないようにもある程度できる。



仮に、このサービスの営業行為を行うのであれば、戦略として大手なり中小なりの風評のまとめサイトを作り、検索トップや関連キーワードで踊り出るようなSEOを行い、誰かに記事を書かせ、被リンクを行い。消費者や利用者にとって有益な暴露サイトを作りあげ、「お宅の会社やばいんじゃないの?うちがどうにかしてあげるから、お金よこせ」ということが可能になります。



893っぽいですが、可能です。実際にそこまでしなくてもブラック企業であれば、何かしら風評がネットに転がっているので、それを鎮火、あるいは、抹消させないと、今は情報化社会ですからね。今後売り上げに影響してきますし、早めに手を打っておくことがドメインの年齢が、どうとかというトークを使えば、ある程度知識があっても騙されるのではないかと感じます。



このサービスそのものがそういったアコギなことをしているかどうかはわかりません。ただ、そこに付け入るような悪質な行為は可能ということ、そもそも、そういったものを無くすのは社内の労働環境、教育、管理、などといったことに力を入れていく方が長期的にもブランドイメージ的にもはるかに良いかと。



社内の人間が自分の会社がやっていることに誇りが持てる会社にしていくことが何よりの近道なのではないか?きれい事かもしれませんが、汚い事をやるのではなく、よりきれいにしていくことが仕事の効率化と合理化、そして、社会の本当の為になると感じます。







最後に、情報の伝達が早くなったおかげで、物質面は豊かになった。しかし、精神面の問題が浮き彫りになってきている。今後、モラルや道徳といったことが非常に重要視される時代になってきます。どうか、間違った行為は自重すること、ご用心。